- 海外映画やドラマで英語の勉強をしたいけれど、その方法がよくわからない
- Netflixをどうやって活用したらいいの？
そんな人のために、今回はNetflixのドキュメンタリー「Becoming」を使った英語学習方法をご紹介します。
ミシェル・オバマ氏の英語は比較的ゆっくり、また、はっきりとした口調でわかりやすいです。
補助として英語字幕や辞書、関連する本などをうまく使うことで、ムリなく英語学習に取り組めます。
ただ、英語初級レベルだと少し難しいと思うので、中級以上の方にオススメ。
初級レベルの方は、子供向けのアニメや教育番組から始めてみてください。
Becomingの内容
| 配信元 | Netflix |
| ジャンル | ドキュメンタリー |
| 長さ | 1時間29分 |
| 内容 | Michelle Obama（ミシェル・オバマ）の回顧録 |
第44代アメリカ合衆国大統領バラク・オバマの妻として、ファーストレディとなったミッシェル・オバマの回想録です。
バラク・オバマと知り合う前、プリンストン大学、ハーバード・ロー・スクールを卒業し、法律事務所で弁護して勤務していた才女。
これだけを聞くと、「裕福な家庭に育ったんだな」という印象を持つかもしれません。
しかし、彼女の生い立ちは、そんな想像とはかけ離れたものです。
ミッシェル・オバマは、あまり治安が良くないことで知られているサウス・サイド地区で生まれ育ちました。
彼女はアフリカ系アメリカ人。
先祖は黒人奴隷であり、けっして裕福とは言えない家庭で育ちました。
Becomingでは、そんな彼女がどのような環境下で育ち、困難に立ち向かい、人間としてどのように生きてきて、今後どのように進んで行くべきかが、彼女自身の言葉で率直に語られていいます。
この作品の視聴後に頭に浮かんだ言葉は、
- inspiring（奮い立たせる、活気づける）
- dream and hope（夢と希望）
です。
アメリカ初のアフリカ系アメリカ人ファーストレディとして、2人の母として、そして1人の女性としての視点からミシェル・オバマの人間性が見られて、とても興味深い作品でした。
Becomingを使った英語学習方法
学習方法を、いくつかのカテゴリーに分けて詳しく解説します。
- シャドーイング
- ディクテーション
シャドーイング
シャドーイング（Shadowing）とは、
英語の音声を聞きながら、その音声をマネして発音する練習方法
のことです。
英語のインプットとアウトプットを効果的に取り組める学習方法。
ミッシェル・オバマの英語はとてもわかりやすく、はっきり発音されていて比較的ゆっくりなので、シャドーイングには最適です。
約1時間半のBecomingの視聴中、ずっとシャドーイングしてみることに。
この1時間半のリスニング、発音、口の動きのトレーニング後には、いつもより英語がすんなり出てくるようになっていました！
シャドーイングの効果や練習方法は、別のブログ記事で詳しく解説しています。
興味のある方はぜひご覧ください。
ディクテーション
ディクテーションとは、
英語を流して、聞き取れた英語を書き取っていく学習法
です。
シャドーイングで説明した通り、Becoming内の英語はわかりやすいので、ディクテーションにも最適！
シャドーイングは発音や口の動きなどを学べる一方で、ディクテーションでは聞き取れなかった単語がどれなのか分析ができます。
聞き取れなかった単語をもう一度聞くことで、正しい発音や音声変化（連結、脱落、同化）を確かめることこともできます。
例えば、「want him」との音声があったとしましょう。
「t」と「h」の音が消えて、「n」と「i」が連結します。
なので、「wanim」と聞こえてきます。
「wanim」と聞こえた音をディクテーションで「want him」と書けるようになれば、正しく聞き取れている証拠。
このような細かい音の聞き取りを地道にこなすことで、リスニング力がグンとアップ！
英検やTOEICのリスニング対策にもなります。
- 英単語や英語表現の抜き出し
- 関連する本を読む
- オーディオブックで聴く
英単語や英語表現の抜き出し
英単語や英語の表現を知らないと、リスニングが上達しても内容理解につながりません。
Becomingでは日常的に使われる英単語や言い回しがたくさん出てくるので、ボキャブラリーを増やすチャンスです。
私は海外ドラマや映画を観るときに、いつもメモ帳とペンを用意します。
100均で売っているような、普通のメモ帳。
持ち運びが楽になるように、10x15cm程度の大きさのノートを使っています。
Becomingを観ながらメモを取ったものが、こちらの画像。
- feisty よくはしゃく、元気な
- delve into 探求する
- hindsight 後知恵
- appendage お付きの者
などなど。
永久保存するわけでなく、英単語を覚えるのが目的なので、走り書きでOK
必要であれば、どんどん書き足していきます。
知らなかった単語を書く場合もありますし、知っているけれど自分が普段使わない言い回しや単語をメモすることで、後ほど実際の会話で使ってみることもあります。
私の場合、単語を残しておきたい場合は、Excelに書き写して保存。
Netflixで視聴している場合は、英語字幕から日本語字幕に切り替えることで英単語の日本語訳を知ることができます。
しかし、私は日本語訳はあえて使いません。
自分で辞書で調べたり、Googleで検索することで、英単語が頭に定着しやすくなるからです。
海外ドラマを観ながらメモしたものがこちら。
単語のスペルが間違っていたら、取り消し線を1本引いて、近くに正しいスペルを書いておきます。
1つ1つ調べると時間がかかりますし、楽な方法ではありません。
でも、この地道な作業が、本当の英語の上達につながると私は思っています。
関連する本を読む
Becomingに関連する本に、Becoming「マイ・ストーリー」があります。
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Kindle版も出版されています。
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英語だけだと内容理解が難しい人は、日本語翻訳版で内容を確かめながら読み進めることも可能。
自分の英語レベルに合わせて、うまく活用してみてください。
動画は視覚情報があるので内容理解しやすいというメリットがありますが、本は自分のスピードで読めるという別のメリットがあります。
本なら簡単に書き込むことができますし、知らない単語などをゆっくり調べることもできますよね。
リスニングが苦手な人は、まずは関連する本で知識をつけてから動画を観ることをオススメ
Kindle Unlimitedなら、ミシェル・オバマの無料で読める本もあります。
初回登録なら30日間の無料体験が可能！
この機会に、たくさんの英語の本を読んでみてはいかがでしょうか？
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オーディオブックで聴く
本を読むだけでなく、本を音声で聴くことも英語力アップにつながります。
通勤中や通学中、本を開いたり動画を観たりすることができない時間をうまく利用して、オーディオブックでリスニングの練習
Becomingは紙版だけでなく、オーディオブックも販売されています。
Audibleなら、初回登録で30日間の無料体験ができる上に、最初の1冊が無料でもらえるという、とてもうれしい特典つき！
私自身もこの特典を活用して、Becomingを無料でもらいました。
下のブログ記事では、7000円以上もする英語教材が、Audibleの30日間無料体験でもらえる方法も公開しています。
よかったら参考にしてくださいね。
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- 感想を書いてみる
- 学んだことをまとめてみる
- 学んだことをディスカッションしてみる
感想を書いてみる
自分の思ったことを、英語で自分の言葉にしてみてください。
自分から積極的にアプトプットしないと、英語をうまく書けるようにもなりませんし、話すこともできません。
長い感想が書けないなら、1文だけでもOK。
例えば、
- It was such an inspiring story.
- She taught me not to lose hope and dreams even when we are vulnerable and plagued by self-doubt.
自分の思ったことを英語で表現する練習は、英検のライティングや2次試験の対策にも効果的です。
学んだことをディスカッションしてみる
英語でディスカッションしてみることで、更に英語が上達します。
英会話を勉強しているなら、作品の感想を先生に聞いてもらうのがオススメ。
その感想に対して質問をしてもらったり、フィードバックをもらったりすることで、
- さらなるリスニングの練習になる
- スピーキング、発音の強化ができる
- 英単語や英語表現の幅が広がる
などのメリットが得られますよ。
英検の2次試験対策として、自分の考えを2分のスピーチまとめてみるのもオススメです。
おまけ：ミシェル・オバマのお茶目な面が観られる動画
James Corden（ジェームズ・コーデン）のCarpool Karaoke（カープール・カラオケ）に登場したミシェル・オバマ。
途中でMissy Elliott（ミッシー・エリオット）も参加して、車内の興奮度マックス！
洋楽が大好きな人には、Carpool Karaokeは超オススメです。
この記事以外にも、動画配信を利用した英語学習法に関する記事があります。
お時間があればぜひどうぞ。
