今回の記事では、英語を学習している大人だけでなく小・中学生にも人気のある英検について、特に、
小学生の英検受験者が増えている理由
英検のメリット
英検の級と各級の特徴
英語学習初心者が5級合格を目標にする理由
英検の学習方法
について詳しくご紹介します。
英検とは
文部科学省もサポートしている、国内最大規模の英語検定試験です。
2018年度(2018年4月1日~2019年3月31日)の英検志願者数は、3,855,068人。
なんと、約4百万人なんですね!
小学生以下の数も414,502人と、4万人を超えているほど、人気のある試験です。
小学生の英検受験者数が増えている理由
2020年から、本格的に小学校での英語教育が始まりました。
我が子も3年生、4年生のときから、外国語活動で週に何度か英語の授業を受けていましたし、5年生になった今年からは、教科書を使った授業が開始となりました。
こちらは、文科省公式サイトに書かれていた、「学習指導要領が改訂された理由」の抜粋です。
❝学校は、社会と切り離された存在ではなく、社会の中にあります。
グローバル化や急速な情報化、技術革新など、社会の変化を見据えて、子供たちがこれから生きていくために必要な資質や能力について見直しを行っています。❞
「子供たちがこれから生きていくために必要な資質や能力」の向上は、学校だけでなく、親である私たちも、サポートする責任がある
こちらの動画は、文部科学省の動画です。
学習指導要領にも関わっている専門家へのインタビューで、これからの外国語教育について、詳しく説明されていますので、お時間のある方は、ぜひ視聴してみてください。
政府も力を注ぎ始めた英語学習。
これからの国際化に向けて、早くから英語に触れておく必要があります。
このような状況から、すでに子供に英語学習をさせている家庭も多く、子供の学習の成果を見るために、英語検定を受ける子が増えてきています。
英検のメリット
小学生でも受験しやすい
英検の年齢層は、小さい子から高齢者まで、とても幅広くなっています。
最近は、幼稚園の子供が受験する、なんて話も聞くようになりましたね。
小学生以下の数はというと、毎年かなりの増加がみられます。
2018年度は、なんと4万人以上が受験!
2020年度に本格的に小学校で英語教育が始まることで、この数は今後もっと増えるのではないでしょうか。
英検の公式サイトでも、「年少者受験について」で小さい子供でも受験しやすいように、丁寧な説明がされています。
詳しくは、「年少者受験について」からどうぞ。
7つの級にわかれているので、目標設定がしやすい
下の表は、7つの級と、各級のレベルの目安を表したものです。
級のレベルの目安 | |
5級 | 中学初級程度 |
4級 | 中学中級程度 |
3級 | 中学卒業程度 |
準2級 | 高校中級程度 |
2級 | 高校卒業程度 |
準1級 | 大学中級程度 |
1級 | 大学上級程度 |
2020年現在は、このような目安になっています。
しかし、これから小学校での英語学習が開始されることで、レベルが前倒しになってくると、予想しています。
例えば、5級なら、小学中級程度、4級で小学卒業程度など。
将来のためにも早めに対策をして、上の級を目標にしたほうがいいかもしれませんね。
7段階にわかれたレベルを順に目標にすることで、少しずつ成長することができる
手に届きやすい目標があるため、子供の英語学習に対するモチベーションが高くなる
ライティングの測定ができる
英語を読んだり聞いたりすることはできても、文章を書くのは苦手という方、けっこういますが、これでは本当にもったいない!
5級と4級は筆記とリスニングのテストだけですが、それより上級はライティングのテストも含まれています。
そのため、受験する級にレベルに合った、英語の作文能力が試せます。
スピーキングの測定ができる
英検では、ライティングだけでなく、スピーキングも測定することができます。
2次試験での英語の面接で、英語を話す機会があるので、子供のスピーキングレベルがどれくらいなのかよくわかって、嬉しいですね。
TOEICも、英語検定としてとても人気があるけれど、ライティングとスピーキングのテストは含まれていない
はやり、この2つの技能が測れるのは、英検の大きなメリットですね。
7つのグレードとそれぞれの級の特徴
7つのグレードとそれぞれの級の特徴は、こちらの図がとてもうまくまとまっています。
興味のある方は、ぜひ参考にしてください。
小学生なら、どのレベルを目指すべき?
すでに英語学習を始めている方は、英検4級や3級などを目標にしているかもしれません。
でも、「英語の学習はこれから」という方も多いはず。
その場合は、まずは英検5級の合格を目標にしてみましょう。
5級を受験して合格すると、英語に対する自信がつき、英語が好きになる可能性が高くなります。
しかし、子供が英語に触れる時間を増やさないと、なかなか英語を上達させることはできませんし、英語が好きになる機会も減ってしまいますよね。
ぜひ、子供に合った学習方法を見つけて、英語が大好きになるサポートをしてあげてください。
どうやって英語学習を進めていけばいい?
過去問をためしてみる
まずは、過去問を解いてみて、どれくらいの英語レベルなのか確かめてみましょう。
過去1年(3回分)の過去問は、英検の公式サイトで無料で入手できます。
もっとたくさん過去問がほしい方は、過去問を6回分(2年間分)学習できる、こちらがおすすめです。
子供が英語初心者であれば、まずは5級の過去問を解いてみてください。
80%以上正解できるようなら、4級の問題に取り組めばいいと思います。
英検に出てくる単語を覚えるには
本か電子書籍で学習したい
英検を受ける人は、必ず買うといってもいいくらい有名な「でる順パス単」。
ここに出てくる単語を一通り覚えれば、単語対策になります。
英検合格のみを目標に単語を覚えようとすると、子供はつまらないと感じ、英語嫌いになってしまうことも。
英単語を楽しく覚えられるように工夫してあげることが大切
パソコンやタブレットなどで、徹底的に対策したい
「英検ネットドリル」がおすすめです。
このeラーニング教材は、「でる順パス単」と、過去6回分の過去問、「7日間完成予想問題ドリル」、そしてCDがついていています。
また、弱点チェック機能、テスト機能、学習履歴管理機能など、ネット教材ならではの便利な機能も充実しています。
無料体験ができるので、英語レベルのチェックに試してみてはいかがでしょうか?
スピーキングも含めた英検対策には
英検の二次試験対策も含めたオンライン英会話学習としては、やはり英語講師に教えてもらうのが早いかと思います。
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