みなさんも、同じような悩みを抱えていませんか?
せっかく受験するなら、合格を目指したいですよね。
この記事では、英検5級リーディング問題のうちの1つ「大問3」の時間配分や例題、問題の解き方を、ステップつきで詳しく解説します。
これを読んで、リーディング大問3のコツをつかんでしまいましょう!
リーディングの大問3とは?
課題形式:日本文付き短文の語句整序
課題詳細:日本文を読み、その意味に合うように与えられた語句を並べ替える
問題文の種類:短文
解答形式:4肢選択
問題数:5問
リーディングの問題数は全部で25問あるので、大問3は20%を占めていることになります。
おすすめ時間配分
リーディング25分間うち、全問題は25問。
大問1、大問2に比べて、大問3が一番時間を必要となります。
大問1では1問につき30秒くらいのスピードで解く
大問2では、1問につき1分以内に解くように心がける
大問3で、1問につき1分程度使って、じっくり解答する
最後に余った時間で、悩んだ問題に戻って解答する
しかし、どれが正解かわからず、悩んでしまうときってありますよね。
そんなときは、「まずは次に進む」ことと、「消去法を使う」ことが重要。
こちらの記事内で詳しく紹介しています。
その他にも、英検5級リーディングの大問2の例題と解き方も説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。
https://mon-cana.com/2020/06/05/%e3%80%90%e8%8b%b1%e6%a4%9c5%e7%b4%9a%e5%af%be%e7%ad%96%e3%80%91%e5%a4%a7%e5%95%8f2%e3%81%ae%e5%95%8f%e9%a1%8c%e3%81%a8%e8%a7%a3%e3%81%8d%e6%96%b9%e3%81%ae%e3%83%92%e3%83%b3%e3%83%88%e3%82%92%e5%93%81/
英検5級大問3を解くための、基本的なコツ
できるだけ、言葉をひとかたまりにまとめてみること。
例えば、「私の犬」なら、「dog」の前に「my(私の)」がきますよね。
同じように、「そのペン」なら、「pen」の前に「the(その)」がきます。
したがって、「the pen」がひとかたまりになります。
「女の子が泳いでいる」のなら、動詞の進行形で、「swimming」の前に「is」がきます。
かたまりにしてみると、「is swimming」になります。
「go to school(学校にいく)」というような英語表現は、そのまま覚えておくと便利です。
このように、かたまりがわかると、英語の文章の並べ替えが楽になりますよ。
言葉をチャンク(ひとかたまり)にしてみよう!
日本文付き短文の語句整序
英検5級の問題説明文
- 語句を並び替えて、日本文にあった英文を作る
- 1番目と3番目にくる番号の組み合わせを選び、4択の中から選ぶ
リーディング大問1~3の中でも、この問題を苦手にしている人も多いのでは?
例題をステップにそって解きながら、コツを覚えていきましょう。
例題は、2019年度の過去問を調査、分析した上で作成した、オリジナル問題です。
例題1
まずは、日本語と英語の単語を結びつけていきましょう。
女の子 → the girl
は~いる → is
学校 → school
に → at
ここから、下のように言葉をまとめられます。
女の子は → the girl is
学校にいます → at school
ここで、「the girl is at school」にすると、間違えてしまいます。
というのも、問題では、「いますか」という疑問文になっているからです。
疑問文にするには、「is the girl ~?」と、述語を主語の前に持ってくる必要がありますね。
「is the girl at school?」の順番に並べ替えることができれば、正解は目の前。
1番目に来るのは④の「is」、3番目は①の「at」となり、正解にたどり着くことができます。
例題2
まずは、言葉のかたまりを見ていきましょう。
リサとベン → Lisa and Ben
お母さんと → with their mother
はピアノをひいています → are playing the piano
1番目に②の「Ben」がくることがわかるので、ここで1と2は消去できます。
ということは、正解は3か4のどちらかですね。
かたまりを作ったら、次はこれを順番に並べていきましょう。
主語(名詞)の「リサとベン」 → Lisa and Ben
述語(動詞)「ははピアノをひいています」 → are playing piano
最後に、「お母さんと」 → with their mother
これをまとめると、
Lisa and Ben are playing the piano with their mother.
となります。
ここでのコツは、「ひいている」が「are playing」とできるか、そして「ピアノをひく」が「play the piano」とまとめられるかです。
「ピアノをひく」などの日常に出てくる英語表現は、フレーズとしてそのまま覚えてしまいましょう。
スポーツの例
スポーツをする → play sports
野球をする → play baseball
ゴルフをする → play golf
楽器の例
ギターをひく → play the guitar
笛をふく → play the flute
ゲームの例
ゲームをする → play a game
例題3
連語の疑問詞が含まれた問題です。
実はこの問題は、「どれくらいの~?」「how long~?」さえわかれば解けるてしまうんです。
一番初めに「how」がくる選択肢は2しかないので、2が正解です。
まずは言葉をまとめてみることから始めましょう。
その(歌)→ the (song)
四角の4つ目に④の「the」が入ることがわかります。
ということは、④は1番目にも3番目にも入りません。
そこから、4択の3と4は消去できることがわかりますね。
残りは1と2です。
1が正解だとすると、英文は「long is how the song?」になります。
やはり、「long is how」と言う表現はおかしいですよね。
2が正解だとすると、英文は「how long is the song?」。
正解にたどり着きました!
例題4
これも、疑問詞が含まれた問題です。
例題3は「how long(どれくらい)」という連語の疑問詞でしたが、こちらは「what(何)」という単独の疑問詞ですね。
今回も、「何をしていますか」がわかれば、③の「what~?」のように疑問詞が最初にくるとわかります。
したがって、1が正解です。
5級の問題の場合、疑問詞は文章の最初にくることがほとんどだと覚えよう
これまでに使ってきたコツ、言葉をまとめることから始めましょう。
あなたは → you
夕食に → for dinner
何を → what
料理していますか → are cooking?
これを正しい英語の順番に並べ直しましょう。
what you are cooking for dinner?
疑問詞なので、「you are cooking」ではなく、be動詞が主語の前にきます。
なので、「what are you cooking for dinner?」の順番になります。
選択肢3が正解だとすると、「are you cooking what for dinner?」のようになりますが、「what」が後ろにくることはないと覚えておいてください。
もっと上の級になると、whatが文中にくることもある
- 疑問詞
- 述語(be動詞や助動詞)
- 主語(名詞)
疑問詞に関しては、ブログ記事「英検5級対策】リーディング大問1の問題と解き方のヒントを品詞別に解説」で詳しく説明しています。
疑問詞だけでなく他の品詞についても解説しているので、ぜひ参考にしてください。
コツがわかったら、よく似た問題をたくさん解いてみよう
上の例から、言葉をまとめて問題を解いていくといいことがお分かりいただけたと思います。
あとは、たくさん練習するのみ!
練習中に答えが間違っていても、悲しまないでくださいね。
失敗は成功のもと。
そこで間違えたことで、本番で間違えなくなるはずです。
基本的に英検5級は、たくさんの問題を解けばパターンがわかってくるので、合格できます。
ブログ記事「【英検5級対策】レベル・出題形式・出題内容・単語量を徹底解説」でおすすめの教材などを紹介していますので、興味のあるかたはご覧になってください。
ここであえて1つだけおすすめ教材を紹介するとしたら、旺文社が出版している過去問です。
6回分の過去問なので、ボリュームたっぷり。
どうして正解、不正解なのかの説明や、攻略ポイントなどがついています。
その他の英検に関する参考記事