アメリカの国際英文ニュース紙、TIME。
1923年に創刊された、世界初のニュース雑誌です。
英語を学習している人や海外のニュースに興味がある人なら、読んだことがあるかもしれませんね。
そのTIMEに、子供向けがあるのは知ってましたか?
その名の通り、TIME for Kids。
この雑誌は、子どもだけでなく、英語初心者~中級者にも超おすすめです!
この記事では、TIME for Kidsを読むメリットとデメリット、日本での雑誌の購入方法、そしてTIME for Kidsのデジタルライブラリーへの無料アクセスの方法について、紹介しています。
デジタルライブラリーの無料アクセスは2020年7月までの限定となっているので、ぜひ今のうちに登録してくださいね!
Time for Kidsを読むメリット
「TIME」ほど難しくない
個人的な意見として、TOEIC900点以上、あるいは英検準1~1級程度の英語力がないと、TIMEを読むのは難しいです。
⇒TIME.comをチェックしたい人はこちらから(公式サイト)
ニュースが好きな人はいいかもしれませんが、大してニュースに興味がない場合にはモチベーションが上がらず、読み続けられないという結果になりがち。
でも、一度はTIMEを読んでみたい、あるいはもっと簡単な記事で英語学習を楽しみたいという初級~中級レベルの方に、TIME for Kidsはピッタリです。
英語のレベルが4段階ある
「K-1」、「2」、「3-4」、「5-6」レベルまでの4レベルあるので、自分にあったレベルが見つかります。
ここでは、一番低いレベルの「K-1」と、一番高いレベルの「5-6」を例として紹介します。
下で紹介するDigiral Libraryに関しては、G5-8のレベルが追加されています。
K-1(幼稚園~小学1年生レベル)
Sea turtles are ancient creatures.
They have been around since the time of the dinosaurs.
There are seven species of sea turtles.
The reptiles spend most of their life underwater.
ウミガメは、古代生物です。
恐竜時代から存在しています。
ウミガメには、7種類あります。
爬虫類は、一生のほとんどを水中ですごします。
どうでしょう?
単語も文法もそこまで難しくないのでは?
私の想像では、英検3級程度です。
現在完了形の”have been… since”が使われていますが、この用法がわからなくても、なんとなく文章は理解できますね。
英語の学習目的だけでなく、小さい子に写真を見せながら読み聞かせをするのに最適なレベルです。
5-6(小学5~6年生レベル)
Protesters have taken to the streets across the country and around the world.
They are expressing their anger about the treatment of black people by law enforcement.
On May 25, in Minneapolis, Minnesota, a man named George Floyd was killed by a police officer during an arrest.
A bystander recorded the event and shared the video on social media. People were outraged by what they saw.
今まさに世界各国で話題となっている、ミネアポリスのジョージ・フロイド(George Floyd)の死亡事件に対する抗議デモについての記事です。
K-1に比べ、文章も長く、単語も難しくなっています。
単語、文法の難易度ともに英検2級程度と思うのですが、いかがでしょうか?
それぞれの記事が短めなので、隙間時間での勉強ができる
「Terrific Turtles」の記事で150語程度。
とても簡単で短いものなので、英語学習始めたばかりの人でも、挫折することなく読み切れるはず。
「Protesters Call for Justice」記事で600語ちょっとです。
隙間時間を利用して、辞書を引かずにどれくらい理解できるのか、またどれくらいのスピードで1記事を読めるのかをチェックしてみるのにピッタリ。
あるいは、英検2級を目標の学習者が、知らない単語を辞書で引きながら1時間くらい勉強するのにちょうどいいかも。
Read aloud機能
TIME for Kidsの公式サイトには、Read aloud機能がついている記事があります。
記事を使って、リスニングの練習やディクテーションの練習ができちゃいます。
その上、コンピュータを使用している場合、Read aloud機能が使える記事は、リスニング部分がダウンロードできるという優れもの。
オフライン時に、ぜひ活用してみてください!
印刷機能
Read aloudと同じように、印刷できる機能がついた記事があります。
紙ベースにして読みたい、いろんな書き込みをしたいという場合に、ぜひ活用してください。
おまけ:スペイン語学習者へ
「Read aloud」機能と「Print」機能との間に、スペイン語機能もついています。
このボタンをクリックすると、表示が英語からスペイン語に切り替わります。
スペイン語学習者にとっては、うれしいオマケですね。
TIME for Kidsをオンラインで読むデメリット
スマホなど、デバイスが小さいと読みにくい
コンピューターやタブレット、iPadでオンライン版を読むのはいいのですが、スマホで読むには画面が小さい。
上下左右に画面を動かす必要があり、不便さを感じるかもしれません。
永久保存できない
オンラインベースなので、古くなった記事はどんどん見られなくなってしまいます。
気に入った記事はダウンロードしておいたり、印刷しておかないと、「あの時の記事をもう1回読みたいな」と思ったときには、すでに削除されているかもしれません。
メモなどの書き込みができない
紙の雑誌とは違い、付箋を貼ったり、メモを書いておくことはできません。
多読の目的だけならいいかもしれませんが、単語の意味も付け加えておきたい、下線を引きたいなどの学習目的には不向きです。
このようなデメリットが気になるかたは、紙ベースのTime for Kidsを定期購読することをおすすめします。
TIME for Kidsの定期購読
公式サイト(timeforkids.com)では、日本からの申込はできません。
日本で定期購読したい場合、またはバックナンバーを購入したい場合には、Fujisan.co.jpのサイトから申し込むのが便利です。
⇒今すぐFujisan.co.jpでTIME for Kidsを購入する
購読期間は、9月~翌年5月の固定で、送料込み14014円(税込)です。
全部で24冊送られてくるので、1冊は600円弱。
記事の素晴らしさは言うまでもなく写真もとてもきれいですし、紙ベースのTIME for Kidsは、ぜひ永久保存版として取っておきたいものですね。
TIME for kidsのレビュー
星4.3(全てのレビュー:48件中)
2020年03月22日
2年ほど定期購読してました。小学5年になるのでまた、購読させたいと思います。 面白ろがって読んでいたので。科学や社会問題など良いテーマがあります。
2019年11月04日
小学生の娘が英検2級以上の試験に向けて 時事英語などを習得していけたらと思い購入。 ボリュームが多すぎないので助かります。
2019年04月02日
小6.小4の子供と毎号楽しみに見ています 子供たちは写真からどんな記事かを推理し、正解すると喜んでいます、英語は挨拶程度話せますが興味を持ち続けて欲しいので定期購読しています。
TIME for KidsのDigital Libraryが無料で見られる(7月までの限定サービス)!
今なら、Diginal Libraryが無料で見られるというステキなお知らせです。
ただ、7月までの限定期間サービスなので、できるだけ早く申し込んでくださいね。
申込方法
青色の部分をタップします。
この画面に飛びますので、スクロールダウンしてください。
言語「English」を選び、お好みの学年を選んでください。
日本での学年 | |
K-1 | 幼稚園~小学1年生 |
G2 | 小学2年生 |
G3-4 | 小学3年生~ 小学4年生 |
G5-6 | 小学5年生~ 小学6年生 |
G6-8 | 小学6年生~中学性程度 |
学年(英語のレベル)を選んでください。
簡単な記事がお好みならK-1、比較的高度な記事を読みたい場合はG5-6やG6-8を選ぶといいです。
Emailアドレス、氏名、学校名、学校のある都市、県、国を選び、「Parent」と「I accept the terms and conditions」をクリックして、最後に「SUBMIT」ボタンを押してください。
この画面が表示されたら登録完了です。
Digital Libraryで公開されている雑誌の例
私の場合「G5-6」を選択しました。
これだけの雑誌を無料で公開してもらえるなんて、ありがたくて仕方がありません。
TIME社は、本当に太っ腹です。
しつこいようですが、このサービスは7月までの期間限定です。