暑い夏も、もうすぐですね!
そんな方は、いつもの自由研究にぜひ「英語」を加えてみてください。
言葉を日本語から英語にするだけで、まったく違った学びになります。
今回の記事では、英語で自由研究をする、4つのメリット、テーマやヒント、英語のおすすめの教材や辞典を紹介します。
英語で自由研究をするメリットとは?
いつもとは違った研究で新鮮な気持ちを味わえる
英語を学ぶのではなく、英語で何かを学ぶチャンス
関連用語を同時に学ぶことで、記憶に定着させやすくなる
単語量を効率よく増やせる
いつもとは違った研究で新鮮な気持ちを味わえる
同じことを学ぶにしても、英語で文章を書いたり、表にまとめたりするのでは、新鮮味がぜんぜん違います。
例えば、カッテージチーズを作ってみたとします。
牛乳 200ml
レモン汁 小さじ2(10g)
1. 鍋に牛乳とレモン汁を加える
2. ゆっくりとかき混ぜながら中火にかける
3. 沸騰しない程度に温まったら火を止める
4. ガーゼやペーパータオルで固まりをこして、カッテージチーズを取り出す
小学生の自由研究としては、カッテージチーズを実際に作って観察し、それをまとめるだけでもいいかもしれません。
しかしここで、「牛乳」を”milk”、「レモン汁」を”lemon juice”、「小さじ」を”teaspoon”とするなど、英単語に置き換えるだけでも、雰囲気がかわります。
200ml Milk
2 teaspoons(10g) Lemon juice
英語を学ぶのではなく、英語で何かを学ぶチャンス
英語は、日本語と同じ「言語」です。
日本語が使えるみなさんは、日本語で何かを勉強したり、日本語で仕事をしたりしますよね。
本来、言語とは、その言葉を使って何かをする「手段」です。
ぜひこの機会に、単に英語の学習を「目的」にするのではなく、英語という「手段」を使って何かを学んでみてください。
いつもとは違う世界が見えてくるかもしれませんよ。
関連用語を同時に学ぶことで、記憶に定着させやすくなる
先ほどのカッテージチーズの例を使ってみましょう。
チーズ(cheese)を作るには、材料(ingredients)である牛乳(milk)と、レモン汁(lemon juice)が必要です。
その他にも、材料を温めるための鍋(pot)や、チーズをこすためのザル(strainerまたはcolander)や、ボウル(bowl)が必要ですね。
このように、研究テーマに関連した単語を読んだり書いたりすることで、効率よく記憶することができるようになります。
単語量を効率よく増やせる
これは、1つ上の「関連用語を同時に学ぶ」ことと深く関係しています。
カッテージチーズの材料や作り方だけでも、10個くらいは関連する英単語が出てきますよね。
文脈もなく、単語だけを見てひたすら暗記するのって、ツラくありませんか?
それよりも、興味のあるテーマの単語を覚えたほうが、勉強のやる気も違ってくるはず。
私自身、パン作りにはまっていたときには、パンに関する本を読んだり、自分で考えたオリジナルレシピをまとめたりしていたので、キッチン関係の単語をたくさん覚えることができました。
テーマは身近なものや興味のあるもの
「自由研究」なので、身近なもの、あるいは自分が研究したいものでオーケーです。
今回の例では、現在の我が家のペット、「アゲハ」の観察をテーマにしてみます。
アゲハの幼虫の写真を英語にしてみる
幼虫(caterpillars)
左上に黒い幼虫は、まだ赤ちゃんのもの。
それに比べて、真ん中にいる大きい幼虫は、たくさん葉っぱを食べてムクムクと成長したものです。
前蛹(ぜんよう)(prepupa)
前蛹とは、漢字のとおり、サナギになる前の状態です。
英語でも、”pre“は「~の前の」という接頭辞”prefix”にあたり、”pupa“は「サナギ」の意味です。
“thread“は「糸」の意味ですね。
蛹(サナギ)(pupae)
上の写真では、”prepupa“でしたが、こちらはまさしくサナギ、”pupa“です。
いえいえ。
サナギは単数で”pupa“。
複数になると”pupae“になるです。
ちなみに、”pupas“のように、後ろに複数の”s”をつけることもあります。
また、”chrysalis“も「サナギ」という意味で使われています。
アゲハ蝶のサナギは、最初は緑色ですが、時間が経つにつれてだんだん黒っぽくなってくるんですよね。
中には、緑色っぽいまま、蝶になっちゃうのもいますが。
写真の下のサナギは、羽化まもなくのもの。
羽化は英語で”eclosion“と言います。
蝶のライフサイクル
海外の学校では、“Life cycle of a butterfly”といったテキストを作成して、理科の学習に使っているのをよく見かけます。
自由研究として、英語のついたオリジナルのライフサイクルの絵を描いてもいいかもしれませんね。
自由研究の他のテーマ例
ひまわりやあさがおなどの植物
近所にある花や雑草
野菜や果物などの食べ物
夏に出てくる昆虫
理科の実験
天気や気温などのまとめ
住んでいる町の様子
スピーチも加えてみる(中級者以上向け)
英語中級者以上、または中学生以上であれば、研究テーマを自分の言葉で1分、または2分程度のスピーチにまとめてみる練習をしてみてください。
自分の考えをまとめるスキルの向上
プレゼンテーションスキルの向上
スピーキングの向上
英検の二次対策にもなる
おすすめの本
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はっきりいって、National Geographicの本やどれもおすすめです。
特に”Little Kids First Big Book of Bugs”は子ども向けに作られていて、英語がわからなくても、フルカラーの写真を見ているだけで楽しくなります。
“What is a bug?(虫ってなに?)”という基礎の基礎から始まっているので、英語を読み進めるのもそんなに難しくないのでは?
おすすめの辞典
虫、昆虫図鑑の英語版です。
221種類もの虫や昆虫が載っているので、目移りしちゃいそうです。
こちらは、Kindle Unlimitedに含まれているので、会員の方は無料で読めます。
今現在、購入価格が147円とのことなので、コーヒー1杯を我慢すれば図鑑が買えちゃいます。
もし虫好きのお子さんがいたら、ぜひ見せてあげてください。
おすすめのwebサイト
みなさんもご存知、ブリタニカ。
Encyclopedia Britannica という、ウェブサイト上の百科事典があるということは、ご存知でしたか?
このEncyclopediaには、すごい数の知識が詰まっているのですが、なんと、無料で使用できるものがいっぱい!
文学、アート、テクノロジー、伝記だけでなく、エンターテイメントやポップカルチャーまで、多彩な情報であふれています。
もちろん、我が家の自由研究テーマ「蝶」についても説明が載っていますが、こちらは一部のみの無料公開でした。
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